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チラシの裏

多方面にネタバレを含みます。

ママは小学4年生

Amazonプライムで見放題だったので見てたら、4月いっぱいで配信が終わってしまっており冷や汗かきましたが、なんとかバンダイチャンネルで配信してるのを発見したので、無事完走できました。レンタル店とかにも早々ないタイトルだから、まじ、焦った~

キャラクターデザインと、OPのアニメーションが個人的にめちゃくちゃ好きで前から気になってた作品だったんですが、面白かったし、キャラデザがほんとによかった!ほんと、見てよかった!

あらすじは、『ロンドンに転校予定だった主人公・水木なつみの元に、15年後の未来から自分の娘であるみらいちゃんがタイムスリップしてきた。なつみはロンドン行をやめ、秘密を知る叔母のいずみと二人でみらいちゃんが未来に帰れる日まで、面倒を見ることになる』…という育児もの。
自分の年代だと、育児ものといえば、「だぁ!だぁ!だぁ!」が印象深い。今年のプリキュアも育児ものですけど、育児ものの走りはどうやら本作がルーツ?のようです。まじか。

まあ育児言うても子供向けだしな…と思ってみたら、結構要所要所で生々しい育児の側面をクローズアップする話があったりしてびっくりでした。ダイエット回では「ダイエットしすぎると将来子供が産めなくなるかもしれませんよ」って言及があるし、母親が働きに出る回では子供を預けて働きに出ることの是非について描かれてるし…92年のアニメだけど、その時点でそういう生き方をしているお母さんって結構いたのかな?現代でも全然通用する話だったなあ。

なつみが小学4年生なりに必死にみらいちゃんのママをしている姿、それを支える周囲の人間模様、色んな親子の形とか、ストーリーテリングが中々しっかりしつつ、ラブコメ要素も入ってて、全体としてはかなり軽快に見れてよかったです!
個人的には、最初はどうかな?と思ったみずきのクラスメイトの大介くんが、秘密を共有した中々頼れる奴になっていく過程とか、みずきと同居することになった漫画家志望の叔母のいずみ(赤ちゃんが大嫌いで、あんまり協力的じゃないけど根はやさしい)がいいキャラしててよかった…。なつみと大介のケンカップルっぷりは、「姫ちゃんのリボン」の姫ちゃんと大地の関係性が好きな人にはたまらないと思うw
みらいちゃんもめちゃくちゃ可愛かった。声が吉田理保子なのがびっくりですよ。クララ・ゼーゼマンの面影全然ねえ~声優ってすごいわ。51話中、最終回のクライマックス以外は喃語しか喋らないんだけども、アフレコ現場どんなだったんだろうかw
なつみの声優がこおろぎさとみなんですが、彼女はこれが初主演だったそうで。今でこそロリ・赤ちゃん声優のイメージ強いですけど、彼女がみらいちゃんじゃなくてなつみ役なのが個人的によかったな~と。
最終回で、未来に帰っちゃうみらいちゃんに皆がお別れを言うシーンで、みんなが別れを惜しむのに対して、なつみだけが「ちょっとだけバイバイね」「すぐ に会えるから、いい子で待っててね」っていうのが彼女がみらいちゃんのママである証というか、小学4年生なりにしっかりママをやってきた証になっててグッときた。(ここの、こおろぎさんの演技がほんとにいい)
それに応えるかのように、最後の最後でみらいちゃんがなつみに「マンマ~」って言うシーンもいい!こんなん泣くわ…。
そしてラストシーンで、ロンドン行でしばしお別れになったなつみが大介と握手して「いってきます!」というシーンが素晴らしい…大介がぽけっとしてるのがね~~それが恋心やぞ~~(・∀・)ニヤニヤw

そいや、「みらいちゃんのパパは誰か?」問題は最後までぼかすのかなと思ってみたら、結構序盤から大介フラグが立ちまくりだったので、かなり(・∀・)ニヤニヤして見れた。「誰がみらいのパパなんだ?」って話題になるたびに、「おめーがパパになるんだよ!!!」って突っ込みながら見てたw(・∀・)ニヤニヤ
ま、よく見れば、OPに出てるパパがめちゃくちゃ大介なので謎もくそもないんだけど…。
ただ、大介は本編中ではスポーツ万能・機械に強い・映像監督の才能あり・味噌の老舗の息子と設定てんこもりなので、OPのサラリーマン姿は「お前サラリーマンに落ち着く人間ちゃうやろ!?」って違和感がすごいんですがw 

なお、92年の星雲賞メディア部門受賞作なので、SFギミックも楽しみにしてたんですが、そっちの処理は中々…『こまけえこたあいいんだよ!!』と言わんばかりの処理で(ええっ!?)ってなりましたw 
うーん、全体的に、バックトゥザフューチャーから影響うけてるのかなって感じのSF設定だったので、ここらへんの処理がもっとうまければ完璧な作品だったのに、もったいない…。
最終回でタイムスリップでみらいちゃんが未来に帰る時、未来からタイムスリップした次の瞬間に戻っているので、未来のなつみたち的にはみらいちゃんはすぐ戻ってきた…という体感になるんですけど、あれは「みらいちゃんが未来に帰った段階で、みらいちゃんが半年間過去に行っていた世界線とは別のパラレルワールドが発生した」ってことなんだろうか?
未来のなつみたちに、小学生時代のみらいちゃんとの生活の記憶がなかったのも、よく考えると…この辺は、有名な親殺しのタイムパラドックス状態でしたな…。
ま、パラレルワールド説が正しいのであれば、「最終回でみらいちゃんを未来に返したあとのなつみたちの未来はまだ未確定」っていう見え方ができるので、それはそれで面白いとは思うんですが。

サンライズとしては、初めての女児向けアニメだったという本作。
中々いい作品だったと思うんですが、この後、サンライズは「アイカツ!」シリーズまで女児向けアニメからは離れてるんですよねえ…。やっぱおもちゃが売れなかったのかなあ。物語ありきで販促物作ってたっぽいので、ノルマのように毎回アイテムが出てきたりすることもなかったし、そこらへんが要因なのだろうか…。
サンライズが女児向けアニメを作り続ける世界線も、探せばあるのかも…(そうなると、日本のアニメ事情がまた色々変化してそうだなあ)

とにかく、個人的にすごく好きな作品になりました。
見終えた後に速攻で中古のムック本とドラマCDを買いあさったので、届くのが楽しみだ~~

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