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チラシの裏

多方面にネタバレを含みます。

映画の感想

◆復活の日
細菌兵器によって人類がほぼ全滅。唯一ウィルスが到達しない南極で、
最後の人類になった南極探検隊と英国潜水艦乗組員の863人は生き残ることができるのか…というSF映画。
“「ブルークリスマス」を楽しめたなら、こちらも”とお勧めいただいたので視聴したんですが、パンドラの箱みたいな映画だった。
絶望のスピードに希望が追い付けてない…小松左京すげえシナリオ作るな…すげえ…

“男女構成が極端に偏った場合に、どうやって種を存続させるか?”っていうテーマにも、きちんと切り込んでてイイネ!
「博士の異常な愛情」ではこのテーマに対して、すごいブラックジョークで返してたけど、まあリアルに考えたらこうなるよなあ…と。
オーディオコメンタリー聞いたら、この辺は原作になくて監督たちがオリジナルで入れたらしいっすね。うまいなあ。

日本の映画だけどメインの日本人は草刈正雄ぐらいで後半はほとんど外国人だからなので全然日本映画って感じじゃない。
昭和の邦画ってこんな凄まじいもの作れるんだな…金があったんだなあ…と思いました。
オリビア・ハッセーめちゃくちゃ綺麗だし、外国人だらけの中にいても違和感ゼロも草刈正雄もすごかったw

潜水艦を撃沈するシーンとか、軍人の潔さが実にかっこいいなあってシーンが多かった気も。
艦長もカーター少佐もかっこよかった…。
独り死地に向かおうとするカーター少佐に同行しようと食い下がる吉住をスイスイといなすカーター少佐のかっこいいこと!
バックの南極の風景もすごく綺麗で、すごく印象的だった。

ラストは正直「ミサイル止められへんのかよ!!!」ってかなりびっくりしました。あそこで止められてても全然いんだけどな。
最終的に男女比逆転してたし、人類は復活できる…のかなあ?
最後はちょっとみょ~んとしましたが、でもやっぱよかった。

「ブルークリスマス」もそうでしたけど、絶望への持って生き方が巧みな作品ってすごくいいですね。
本作は特に、生物兵器(イタリア風邪)がパンデミックしていく過程を丁寧に描いてるので、絶望感がすごいのです。
南極基地でニューメキシコの子供と無線が繋がったシーンの絶望感なんかまさに一番衝撃的で、無線機という舞台装置の使い方が巧みすぎて、もうストーリーテリングとして、感心するばかりでした。
パンデミックでバタバタ人が死んで行く中、感染者の遺体が火炎放射器で一斉に処理されるシーンの怖さ、もう助からない子供と女がせめて好きな人がいる南極に近づきながら小さな船で毒を飲んで絶命するシーンや、感染した乗組員がいる潜水艦が沈められるシーンもそうだし、取り残される南極基地での集団自殺とか、鬼気迫るものがあります。
ただ奇をてらうための絶望描写は好きじゃないですが、しっかりした筋が通ったストーリーだと断然+ですね。

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